アメリカ備忘録”3

本日連載3回目。

前日の喜び感覚の抜けない私の三日目のお話し

この日は重大な役目がありました

そう。

後輩の車両のリアバンパーの「おつかい」

日頃地元にいる時に後輩におつかい頼まれるもんなら

恐らくゲンコツをお見舞してやる所ですが

この時既に、全てに喜びを感じている私は

アメリカでおつかい出来る事への喜びを感じてました。

この日も全てを下道と決め北上しながら初のスローソンアベニューを通り大興奮

その後迷子になりながらも最後は徒歩にて

目的地が見えて参りました

到着。

そう

THE BUMPER BOYZ です

しかし入口という入口が無く(あるけど閉まってる)

工場のシャッターが開いてるだけ

中に入って良いのかもわからずも

気合いを入れ

できる限りの最大の作り笑顔をしながら

恐る恐る入店

以前から大先輩に色々と話を聞いてましたが

いきなりこのスタイルでお出迎えされ

私固まってしまいながらも

大興奮

そして大きな裏返った声で

「エクスキューズミー‼︎‼︎」と叫んだ所

奥から屈強な映画で見た事のあるような

色んな人種のおじさんが3人程現れました

ここで怯んだら駄目だと、急いでポケットに入ったメモを取り上げ

「私は1972 Vegaのリアバンパーを買う為に日本からここへ来ました」

と大きな声で話した所

「久々の日本からのお客だ」

屈強のおじさん達のベストスマイルを頂き

「さぁ一緒に探すぞ」

といきなり裏へ連れて行かれ

膨大な量のBUMPERに開いた口も塞がらず(こんなのほんの一部)

しかしこんな中から簡単に見つかる訳も無いと

そう思っていた所

余裕で出てくるVEGAのリアバンパー

カルチャーショックでした

日本で部品一つ探すのに大変苦労しますが

現地では余裕で出てくる状態

日本で古い車に乗るのとアメリカで乗る事での

大きなハンディキャップを感じながらも

あらゆる所に目が行き少々困惑気味

それを察したのか社長が

「今からペーパーワークをする。せっかくだからその間工場内見学してきなさい」

と眼鏡を渡され

作業場所や

ありとあらゆる場所を探検させて頂き

ある程度気持ちが落ち着いた所で

事務所に通して頂き

始めは社長さんとはお互いの乗っている車の写真の見せ合ったり、今のアメリカの若者の車乗りへの対する想いを聴いたり

その後は事務のおばさんと日本の素晴らしい場所と季節について会話し

盛り上がり

「私のお昼ご飯を分けてあげるわ」

と今までの人生で見た事の無い色合いの、ゆで卵、そして生まれて初めての触覚の冷たいお肉を2人で一緒に頂き

見事に腹を壊してしまいます(今では良い思い出)

30分程トイレに籠った後

「Facebookに載せる記念写真を撮るぞ」

https://m.facebook.com/thebumperboyz/

との事で記念写真を撮影し

「また何か探し物があれば必ず来なさい。あなた方日本を私はいつでもサポートするよ」

と優しいお言葉頂戴し

皆様一人一人と固い握手をし

BUMPER BOYZをあとにしました。

私は今まで vintageのみの買い付けでしか外国人と接する事は無く

いつも上から目線の外国人の対応に腹は立ちながらも

ぺこぺこ頭下げながらアメリカで仕事をしてましたが

このカーガイの世界では上も下も感じさせず

国は違えど同じカーガイとしてのリスペクトが有り

ハートフルなご対応に大変胸を打たれました。

この日既に昼を過ぎており

興奮と感動した状態の私にはこの時既に

洋服の「よ」の字も頭に無く

吸い込まれるように次の場所へと移動していくのでした。

続く。。

まだまだ引き続きこのblogが続きます。

たまに違う内容も挟みながらいきますので宜しくお願い致します。


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